こんにちは。

全国仲人連合会　高田馬場　東京地区本部　良縁仲人の富永好美です。

みなさま、お元気でしょうか？

今まで仲人をしてきたなかで忘れられないエピソードを紹介させていただきました。今回は迷いに迷った挙げ句、幸せを手に入れた女性のお話をしたいと思います。

まだ若いお嬢さんでしたが、母子家庭で母一人娘一人で育ったため、本当に幸せな結婚をしたいと思い、入会されました。

そしてお見合いをしていくなかで「収入が良いが転勤が多い男性」と「収入の面はもう一人に比べて低いけれど人柄が良い男性」の２人とのお付き合いがあり、「どちらの男性が良いか」でとても迷っていました。

私もどちらがよいのかわかりません。

でもそのお嬢さんと私は何度も何度も話を重ねました。

迷った挙げ句、ふたりで考えたことは

「今あるお金が続くとは限らない」けど「人柄はずっと変わらず続く」ということ。

そして少し足りないお金は自分がパートなどで働けば足りるということ。

最後の最後まで迷っていましたが、結局本人の中で一番に求めるものは「人柄」ということになり、収入が良いほうの男性を断りました。

私もそれが彼女の選択ならそれで間違いないと思いました。

「お人柄の彼」とのお付き合いが順調に進み、プロポーズとなったときは感動的でした。船上ディナーに誘われ、ロマンティックな雰囲気にうっとりとしていたら、彼がおもむろにスタッフの方に耳打ち。「何かな？」と思ったらなんと抱えきれないほどのバラの花束が！　彼はその花束を彼女に差し出し、「結婚していただけますか？」と言ったそうです。もちろん彼女はイエス。その話を聞いたとき、私も乙女のように感動してしまいました。結婚した今ではお子さんも生まれ、とても幸せな毎日を過ごしています。

もちろん今回、お断りしたほうの男性になにか問題があったのではありません。

お人柄の面でも申し分なかったからこそ、迷っていました。

彼女にとってはもう一人の男性のほうが、より自分に合っているということだと思います。

あくまで彼女にとっての問題で、彼女の目線で見たときの話でしかありません。

とにかく結婚は人生を決める大切な決断です。

だから絶対不安や迷いはあります。

彼女の迷いは本当に深かったし、本当に最後まで迷っていました。

でも結局、最高のお相手を選んだと思います。

プロポーズにかけた彼の精一杯の心意気が、それを表していると思います。

結婚相談所ではお付き合いから成婚までをだいたい3カ月と区切って期間を決めています。そうしないと無駄に長い時間がかかってしまい、結局ダメだったときお互いのダメージが大きいからです。ですが、3カ月はかなり短く感じる会員さんもいらっしゃいます。せっかくいい人に出会えても、「この人でいいのか」「もっといい人がいるんじゃないか」と思ってしまうと決まりません。またこの女性のように「どちらがいいのか」という迷いもあります。

婚活では今までの自分の価値観、生き方が全部問われます。「どうしたらいいのか」最終的には自分で決めなければなりません。でもそれってすごく疲れます。悩みすぎて自分の気持ちがわからなくなります。だから仲人が話を聞きます。ただ話を聞いてもらうだけで、気持ちが整理され自分で結論を出せる人もいます。もし話しても結論がでなかったら、仲人がアドバイスすることもあります。今までたくさんの婚活を見てきた経験もあるし、自分の人生経験もあるので、そういうものをもとにアドバイスします。すると答えが見つかることもあります。

悩ましくて不安がいっぱいの婚活。

だからこそ仲人がそばにいると役立つこともあると思います。

ひとりで婚活するのは難しいと思っているなら、ぜひ一度ご連絡ください。

お待ちしています。

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