私（日高）は、32年間様々な方々、20代から80代まで多岐にわたる方々の婚活をお世話して、成婚に導いてまいりました。

開業当時（平成の初め頃）は、結婚観と申しましょうか、まだまだ昭和の家父長制の影響が、色濃く残っていたものです。

令和になり結婚観は随分変化してきたなぁ。と私も思うのです。

今回はそうした社会変化の中で、"婚活のお手伝い"をさせて頂いている中でも、多くの人生経験を経てきた40代・50代の女性の方々の、最近の結婚観等を2回に分けて整理してみます。

同世代前後の男性の方々には、お見合い・交際等での女性の方々へのご理解の一助に、女性の方々には、婚活の際での“ご自身の振り返り”のきっかけになれば幸いです。

【40代女性の結婚観について】

40代女性の結婚観は、20代や30代とは明らかに異なる成熟した視点と、人生経験に裏打ちされた価値観が大きく影響しています。

若い頃に描いていた「理想の結婚像」から一歩引いて、現実的で等身大のパートナーシップを求める傾向が強まるのがこの世代の特徴です。

まず、40代女性は自身のキャリアや生活スタイルがある程度確立している場合が多く、結婚に対する焦りが比較的少ない傾向にあります。

なぜ焦りが少ないかと申しますと、結婚を望んでいる人は「年齢的にそろそろ」という外的な理由からではなく、「信頼できるパートナーと安心して人生を共にしたい」という内面的な動機によることがほとんどのようだからです。

また、過去に結婚や恋愛でつらい経験をしてきた女性も多いため、相手に対して「ときめき」や「情熱」だけで突き進むのではなく、「尊重し合える関係かどうか」「お互いの生活リズムや価値観が無理なく合うか」といった冷静な視点で相手を見極める傾向があります。

言い換えれば恋愛感情に惑わされず、人生のパートナーとしての相性を重視するのです。

40代になると自分自身をしっかりと理解している人が多いため、「自分にとって必要なもの・不要なもの」がはっきりしています。

そのため、結婚に対しても「ただ一緒にいたい」だけではなく、「一緒にいても自分らしくいられるか」「無理をしない関係が築けるか」といった点が重要になります。

誰かと共に暮らすことの現実を理解しているからこそ、無理なく自然体でいられる相手を選びたいと思うのです。

さらに、近年では「再婚」や「事実婚」「別居婚」など、結婚のスタイルも多様化しています。

40代女性の中には「籍を入れること」にこだわらず、精神的に深くつながることを重視する人も少なくありません。

形式上の"結婚"という形にとらわれず、自分たちにとってベストな関係性を模索する柔軟な考え方も、この世代ならではの特徴です。

余談ですが、その後の結婚のスタイルがどうあれ、結婚相談所での契約上の「成婚」は、あくまで「お互いが"結婚"の意思を固め、『婚約』した状態」を指します。この点はよく理解されない方もいらっしゃいますので、改めて蛇足ですが付け加えさせて頂きます。

さて、子どもについての考え方も人それぞれで、すでに子育てを終えた人、これから出産を希望する人、子どもを望まない人など、さまざまな背景があります。

だからこそ、結婚を考える際はお互いの人生観や価値観を尊重し合えるかどうかが、より一層大切になってきます。

総じて言えるのは、40代女性にとっての結婚とは何かを「手に入れる」ためのものではなく、今ある自分の人生をより豊かにし、安心して歩んでいけるパートナーとの「協調」の選択肢だということです。

見た目やステータスに惑わされず、自分の本音を大切にしながら、共に笑い合える関係を築いていく。

40代女性はそのような落ち着きと温かさを感じさせる結婚観が根づいています。

因みに弊社ご紹介会員数の内、40代は30代の次に大きなボリュームゾーンとなっております。忌憚なく申し上げれば、お見合いや交際等、出会いの機会が多く見込まれるゾーンであるという事です。

ということで、私も皆様の"幸せ"への貢献を、是非手伝わせて頂けたら嬉しく思います。笑

お問い合わせ電話番号03-5386-3161
メールアドレス　info@omiai-takadanobaba.jp
メールでのお問い合わせは当ホームページのお問い合わせフォームもご利用できます！